頑張りすぎない働き方とは?|50代・60代からは「戦い方」を変えてもいい

昔は、

「頑張ること」

が、ある意味正義のような時代がありました。

■ 長時間労働
■ 休日出勤
■ 我慢
■ 気合い
■ 根性
■ 責任感

今ほど労働環境への意識も強くなく、
多少無理をすることが当たり前のような空気もありました。

実際、
自分自身も、
若い頃はかなり無理をして働いていた時期があります。

でも、
50代・60代になると、
同じやり方では心も体も持たなくなる人が増えてきます。

それは、
「頑張れなくなった」
というより、

年齢や環境に合わせて、
働き方そのものを見直す時期に入ってきた、
ということなのかもしれません。


「頑張る力」が落ちたわけではない

若い頃と比べると、
どうしても無理が効きにくくなります。

回復も遅くなる。
ストレス耐性も変わる。
体力も少しずつ落ちてくる。

でも、
それは自然なことです。

ところが真面目な人ほど、

「昔のようにできない自分はダメなんじゃないか」

と考えてしまうことがあります。

ただ、
実際には、
仕事内容や立場そのものが変わってきている人も多いのではないでしょうか。

若い頃は、
自分一人で目の前の仕事をこなせばよかった。

でも、
年齢とともに、
部下や後輩、
まわりの人を見ながら仕事をする立場になる人も増えていきます。

すると、
仕事そのものより、

・人間関係
・気遣い
・責任
・調整

そういった部分の負担が増えていく。

そして、
そこに強いストレスを感じる人も少なくありません。


一人で抱え込みすぎる人ほど苦しくなる

仕事では、
基本的に、
それぞれ役割分担があります。

担当した仕事は、
自分でやり切る。

そういう意識で頑張ってきた人も多いでしょう。

実際、
分からないことがあった時にも、

まず自分で調べる人。
すぐ周りに聞く人。

いろいろなタイプがいます。

どちらが正解というわけではありません。

ただ、
責任感が強い人ほど、

「まず自分で何とかしよう」

と抱え込みやすい傾向はある気がします。

そして、
その積み重ねが、
知らないうちに大きな負担になっていくことがあります。

実際、
これまで長年仕事をしてきた中で、

一人で現場仕事をしていた頃は普通にこなせていた人が、
管理職になった途端、
体調を崩してしまう。

そんな人も何人か見てきました。

きっと、
仕事そのものだけではなく、

● 人への気遣い
● 責任
● 人間関係
● 板挟み

そういったストレスが大きかったのでしょう。

非常に責任感が強く、
一人で抱え込んでしまうような人ほど、
注意が必要なのだと思います。


関連:仕事の責任が重すぎて苦しい人へ|「自分だけで抱え込みすぎていませんか」
関連:50代・60代の働き方に迷ったとき


「人を動かせる人」の強さ

世の中の大きな仕事というのは、
基本的に一人ではできません。

会社も、
現場も、
組織も、
チームで動いています。

だからこそ、

「人と協力できる力」

は、
とても大切なのだと思います。

ここで誤解してほしくないのは、

「人を利用する」

という意味ではありません。

そうではなく、

  • 頼れる力
  • 任せる力
  • 協力できる力
  • 空気を悪くしない力

そういうものです。

実際、
人が集まる人というのは、
能力だけではなく、
空気づくりがうまい人が多い気がします。

否定から入らない。
威圧しない。
感謝を言える。
話しかけやすい。

だから、
自然と人が動きやすくなる。

やっている背中を見せながら、
一緒に動く。

そういう人には、
自然と協力者が増えていくのだと思います。


50代以降は、「戦い方」を変える時期

若い頃のように、
常に全力疾走を続けるのは、
どうしても難しくなってきます。

でも、
それは悪いことではありません。

力の使い方や、
働き方を変える時期に入ってきた、
ということなのだと思います。

例えば、

  • 小さく働く
  • 無理を減らす
  • 頑張る場所を絞る
  • 人に任せる
  • 休む時間をつくる
  • 無理な人間関係を減らす

そういう方向へ、
少しずつ変わっていく人もいます。

今は、
「会社だけ」に縛られない働き方を選びやすい時代になりました。

ネット社会の進展によって、
以前は難しかった副業や、
小さく収入を得る方法も増えています。

もちろん、
何が正解かは人それぞれです。

仕事をしている時間が一番楽しい、
という人もいるでしょう。

反対に、
もっと自分の時間を大切にしたい、
という人もいる。

大切なのは、
まわりに合わせることではなく、

「自分は、これからどう生きたいのか」

を考えることなのだと思います。


関連:小さく働くという考え方|無理を続けすぎない生き方へ


「頑張らない」ではなく、「続けられる働き方」

今は、
60歳で完全に仕事が終わる時代ではなくなってきました。

再雇用制度を採用している会社も増え、
70歳近くまで働く人も珍しくありません。

年金だけでは不安だから働きたい人もいる。

仕事が好きだから続けたい人もいる。

だからこそ、
本当に大切なのは、

「続けられること」

なのだと思います。

無理を続け、
心や体を壊してしまっては、
本末転倒です。

実際、
自分自身も、
体調を崩して病院へ行った際、
そのまま即入院と言われた経験があります。

気力で何とかしているつもりでも、
体の方は、
すでに限界を超えていたのかもしれません。

健康あっての仕事。

これは、
年齢を重ねるほど、
強く感じます。

若い頃と同じ頑張り方を、
そのまま続けることだけが正解ではない。

働き方も、
生き方も、
年齢や環境に合わせて、
少しずつ変えていっていい。

50代・60代からは、

「頑張り方」
ではなく、

「戦い方」
を変えていく時期なのかもしれません。