もう頑張れないと感じた人へ|無理を続ける前に考えてほしいこと

「もう頑張れない」

そんなふうに感じる瞬間は、誰にでもあると思います。

特に50代になると、

  • 体力の低下
  • 気力の変化
  • 仕事の責任
  • 将来への不安
  • 人間関係の疲れ

いろいろなものが重なりやすくなります。

真面目な人ほど、

「まだ頑張らなきゃいけない」
「ここで止まってはいけない」

そうやって無理を続けてしまうことがあります。

でも、“頑張れない”という気持ちは、甘えではなく、心や身体からのサインなのかもしれません。

「昔はできたのに」が苦しくなる年代

若い頃は、気力で何とか乗り切れていた人も多いと思います。

残業。
人間関係。
責任。
無理な働き方。

多少しんどくても、「頑張れば何とかなる」と思っていた時期もありました。

でも50代になると、同じ働き方が難しくなる人も少なくありません。

体力だけではなく、“気持ちの回復力”も変わってくるからです。

自分自身も、40代の頃に独立開業を目指して事業を立ち上げました。

何でも気力で頑張って乗り切る性格だったので、最初は「努力すれば何とかなる」と思っていました。

けれど、思うように軌道に乗らず、数年後に心が折れてしまいました。

その後は、目標や希望を見失い、何をする気にもなれず、ただ毎日を漠然と過ごしていた時期もあります。

「あんなに頑張れていたのに、なぜ今は動けないんだろう」

そんなふうに感じることもありました。

頑張り続けることだけが正解ではない

昔は、

「根性が足りない」
「我慢して当たり前」

そんな空気が強い時代だったように思います。

自分自身も、小学校の頃に先生から「有言実行より不言実行」という言葉を教えられて以来、あまり弱音を吐かず、一人で頑張る癖がついていました。

学校で学ぶよりも、自分で参考書や過去問を開き、独学で資格を取っていくようなタイプだったと思います。

だから今でも、周囲に弱音を吐くのはあまり得意ではありません。

でも、無理を続けすぎると、心や身体が先に壊れてしまうことがあります。

頑張り続けることだけが正解ではありません。

立ち止まること。
休むこと。
小さく働くこと。

それも現実的な選択肢の一つだと思います。

小さく稼ぐ方法|会社に頼りすぎない生き方とはでも書きましたが、無理を続けるより、「長く続けられる働き方」を考えることも大切なのかもしれません。

“逃げる”のではなく、“自分を守る”という考え方も必要なのかもしれません。

「何もしたくない時期」があってもいい

やる気が出ない。
朝がつらい。
人と会いたくない。
何をしても疲れる。

そんな時期は、無理に前向きになろうとしなくてもいいと思います。

まずは、

  • しっかり寝る
  • 軽く散歩する
  • 身体を少し動かす
  • 誰かと話してみる

それだけでも、気持ちが少し変わることがあります。

やる気が出ない時期は悪いことなのかでも書きましたが、動けない時期には、動けないなりの意味がある場合もあります。

自分自身も、50代になってから電気工事士の資格を独学で取得し、地元の電気工事会社に勤めました。

けれど、3年ほど経った頃に体調に異変を感じ、10日ほど入院することになりました。

その時に初めて、

「ああ、自分は休んでもいいんだ」

そう思えた気がします。

それまでは、「頑張り続けること」が当たり前になっていました。

でも、そこから少し考え方が変わりました。

「やりたいと思えることを、好きにやってみよう」

そう思うようになったのです。

退院から2か月後、医者には反対されましたが、家族や周囲の協力もあり、ふと思いついた四国歩き遍路へ行きました。

そして、47日間歩いて結願することができました。

あの経験は、自分にとって大きな転機だったように思います。

本当に限界になる前に考えてほしいこと

今の働き方しかないのか。
少し休めないのか。
小さく働く方法はないのか。
誰かに相談できないのか。

人生を立て直すというのは、急に全部を変えることではありません。

まずは、“壊れないこと”が大切だと思います。

体力は確実に落ちました。

だから最近は、散歩など、意識して身体を動かす時間を作るようにしています。

気力も若い頃のような勢いはなくなりました。

それでも、小さな火種のような形で、「まだ新しいことに挑戦したい」という気持ちは残っています。

働き方についての考え方も変わりました。

若い頃は「とにかく稼ぎたい」という気持ちが強かったですが、今は、お金だけではなく、“時間”という財産も大切にしたいと思っています。

派手に一気に伸びるものよりも、地道に積み上げたものの方が長く残る。

最近はそんなふうに感じています。

定年まで働ける気がしない人への記事でも触れましたが、50代以降は「無理を前提にした働き方」を見直す時期なのかもしれません。

50代は「これから」を考え始める時期なのかもしれない

50代は、環境の変化が起こりやすい年代です。

40代後半から「このままでいいのか」と考え始める人もいますし、60代前半になって定年後を意識し始める人もいます。

独身の人であれば、人とのつながりについて考える機会も増えるかもしれません。

自分自身も、

「仕事だけのつながりでは、この先まずいかもしれない」

そんなことを考えるようになりました。

だから最近は、自分から人とのつながりを作ることも大事にしたいと思っています。

孤独にならないためにも、“自分から動くこと”は大切なのかもしれません。

関連:50代・60代の孤独との向き合い方でも、人とのつながりについて書いています。

まとめ

「もう頑張れない」と感じるのは、弱さではありません。

それだけ長く頑張ってきた人も多いと思います。

無理を続けるよりも、

「これからどう生きていくか」

を考える時期なのかもしれません。

昔の自分に声をかけるなら、

「他人と比べず、自分の思った通りに、好きなように生きればいい」

そう伝えたいです。

そして、今つらい人に伝えたいのは、

「やり直すことは、いつでもできる」

ということです。

今つらいと感じているのは、自分を変えたいという大切なサインなのかもしれません。

ただ、何かを変えたいなら、今までとは少し違う考え方や行動が必要になることもあります。

でも、年齢は関係ありません。

いくつになっても、「自分はできる」と信じて行動すれば、新しい道は作れると思います。

頭の中だけで考え続けるより、まず少しでも動いてみる。

結果がどうであっても、それは経験という財産になります。

この世の中に、本当の意味での失敗はないのかもしれません。

やりたいと思ったことを続けていれば、いつか必ず、自分なりの形に近づいていく。

自分はそう信じています。