掃除をすると、少し気持ちが軽くなることがある
「なんだか気持ちが重い」
「頭の中がごちゃごちゃしている」
そんな時、部屋の中まで散らかっていることはありませんか。
疲れている時ほど、片づける気力はなくなります。
「あとでやろう」が積み重なり、気づけば部屋も少しずつ乱れていく。
そして不思議なことに、部屋が散らかるほど、さらに気持ちも重くなっていくことがあります。
特に50代・60代になると、
- 物が増える
- 使わない物も増える
- 「いつか使う」で残りやすい
そんな状態になりやすい人も少なくありません。
でも実は、身の回りの環境は、心にも意外と大きく影響しています。
掃除には「頭を整理する効果」もある
掃除や片づけは、単なる家事ではありません。
無心で身体を動かせる。
少し片づく。
少しキレイになる。
それだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。
考え事ばかりしている時ほど、頭の中だけで整理しようとしてしまいがちです。
けれど、そんな時ほど、実際に身体を動かした方がラクになる場合もあります。
私自身、疲れた時や悩み事がある時は、まず部屋の掃除から始めることがあります。
まわりが汚れていると、それだけで頭の中までゴチャゴチャした感じになってしまうからです。
部屋を整理して、埃を取り除いて、少し片づける。
すると、それまで複雑だった頭の中が、少しスッキリしたような感覚になることがあります。
そして不思議なことに、そういう空間で過ごしていると、新しいアイデアや考え方も浮かびやすくなる感じがします。
もちろん、完璧を目指す必要はありません。
- 机の上だけ
- ゴミを捨てるだけ
- 掃除機をかけるだけ
そんな小さなことでも十分です。
家事は「誰かがやるもの」ではなく、生活そのもの
家でやる家事は、本当にたくさんあります。
料理、洗濯、掃除、片づけ、皿洗い、風呂掃除、トイレ掃除…。
もっと社会的に評価されてもいい仕事だと、個人的には思っています。
家事が得意な人もいれば、苦手な人もいます。
そして家事には、
- 「プラスを生み出す家事」
- 「ゼロに戻す家事」
の2種類があるように感じています。
例えば料理は、ゼロからプラスを生み出す家事です。
材料を仕込んで、栄養を考えて、美味しい料理に仕上げる。
とても創造性のある家事だと思います。
一方で、
- 皿洗い
- 洗濯
- 洗濯物を畳んで戻す
- 掃除
などは、「ゼロに戻す家事」に近いかもしれません。
正直に言えば、私自身もこの分野はあまり得意ではありません。
洗濯物を干すまではやっても、取り込んで畳んで戻すのは面倒。
気づけば部屋に置いたまま…ということもあります。
そんな中でも、比較的続けているのが部屋掃除とトイレ掃除です。
やはり、まわりが整っている方が、自分自身もラクだからです。
また、中高年世代の中には、
「家事は女性がやるもの」
という感覚が、まだ少し残っている人もいるかもしれません。
けれど今は、家事を分担することが当たり前の時代です。
退職後、家でゴロゴロして、食事の時間だけ現れる。
そして、食べ終わったらまた自分の時間へ戻る。
そんな生活が続くと、家庭内の空気が少しずつ悪くなってしまうこともあります。
実際、中高年世代では、退職後の夫婦関係の変化に戸惑う人も少なくありません。
奥さんが乗る車の洗車や、毎日入るお風呂掃除など、何でもいいと思います。
共有スペースの中で、自分ができる家事を一つくらい持ってみる。
それだけでも、家の中の空気は少し変わるかもしれません。
ただし、
「俺がやってやった」
と自慢するのは逆効果です。
家事分担は、今では特別なことではなく、普通のことだからです。
「整理すること」は、これからの人生にもつながる
年齢を重ねるほど、家の中には物が増えていきます。
人によっては、空いたスペースを見ると、すぐ何かを置きたくなる人もいます。
もちろん、
- 物を大切にする
- 節約する
- 長く使う
という考え方自体は、とても大切です。
ただ、物が増えすぎると、生活動線まで圧迫してしまうことがあります。
通路に物があふれ、歩きにくくなる。
必要な物がすぐ見つからない。
これでは、毎日の生活自体が少しずつ疲れやすくなってしまいます。
だからといって、無理にミニマリストになる必要はありません。
私自身も、
「必要以上に減らしすぎる」
という方向には、あまりしたくありません。
毎日の楽しみまで削ってしまう必要はないと思うからです。
ただ、
「今の自分に本当に必要か」
を少し考えてみるだけでも違います。
収納棚も、やみくもに増やせばいいわけではありません。
収納からはみ出した時は、まず「物を増やしすぎていないか」を考えてみる。
そして、最初から収納を100%埋めるのではなく、2〜3割くらい余裕を残しておく。
その方が、結果的に暮らしやすくなることもあります。
冷蔵庫の中も同じです。
いっぱいになって、
「もっと大きい冷蔵庫が必要」
となっていないでしょうか。
そして奥には、賞味期限切れの食品が眠っている…。
思い当たる人も少なくないかもしれません。
部屋の整理は、単なる片づけではありません。
これからの暮らし方や、人生の整理にも、少しつながっているように感じます。
まずは小さな場所から始めればいい
掃除や整理は、人生を急に変える魔法ではありません。
でも、小さく動くきっかけにはなりやすいと思います。
気持ちが重い時ほど、
- 窓を開ける
- ゴミを捨てる
- 机を拭く
- 玄関を掃く
そんな小さなことでも十分です。
ただ、最初から共有スペースを完璧にやろうとすると、逆に疲れてしまうこともあります。
まずは、
- 自分の机
- 自分の部屋
- 自分の身の回り
など、小さな範囲から始める方が続きやすいかもしれません。
少し空間が整うと、気持ちも少し変わることがあります。
「何もできない」
そう感じる時ほど、まずは小さく動いてみる。
掃除や整理は、その最初の一歩として意外と悪くない方法なのかもしれません。
ただ、疲れが強い時や、心身の不調が大きい時は、無理をする必要はありません。
「掃除しなきゃ」と自分を追い込むのではなく、休むことを優先した方がいい時もあります。
