情報を入れすぎると、心が疲れてしまうことがある

ニュース、SNS、YouTube、ネット記事。

今は、少しスマホやパソコンを開くだけで、たくさんの情報が目に入ってきます。

老後のお金、健康、働き方、人間関係、世の中の出来事。

知っておいた方がいいことは、たしかにたくさんあります。

けれど、気づかないうちに情報を入れすぎて、頭の中がいっぱいになってしまうこともあります。

情報を集めているつもりが、いつの間にか疲れている。

そんなことはないでしょうか。


不安な時ほど、情報を探し続けてしまう

不安がある時ほど、人は情報を探したくなります。

「もっと知っておいた方がいいのではないか」
「何か見落としているのではないか」
「他の人はどうしているのだろう」

そんな気持ちから、ニュースを見たり、動画を見たり、SNSを開いたりします。

ただ、他の人の暮らしや考えを見続けていると、
人と比べすぎると、心が疲れてしまうことがある
のかもしれません。

もちろん、情報を集めること自体は悪いことではありません。

  • これまで知らなかった知識を得られる
  • 時代の変化に気づける
  • 自分の考えを見直すきっかけになる

そうした意味では、情報収集は今の時代を生きるうえで必要なことです。

ただ、問題はその量です。

一つ見れば、次の情報が出てくる。
次を見れば、また別の意見が出てくる。

気づけば、かなりの時間が過ぎている。

そして、たくさん調べたはずなのに、かえって何を信じればいいのか分からなくなることもあります。


情報が多すぎると、動けなくなることもある

情報が少なすぎると、判断できません。

けれど、情報が多すぎても、判断できなくなることがあります。

あの人はこう言っている
別の人は違うことを言っている
こちらの記事では良いと書いてある
別の記事では注意が必要だと書いてある

どれも一理あるように見える。

だからこそ、余計に迷ってしまう。

特に50代・60代になると、考えることは増えていきます。

  • これからの働き方
  • 老後の暮らし
  • 健康や体力のこと
  • お金のこと
  • 家族や人間関係

ただでさえ考えることが多い中で、さらに情報を入れ続けると、頭の中に余白がなくなってしまいます。

水がいっぱい入ったコップに、さらに水を注ごうとしても、もう入りません。

それと同じように、頭の中もいっぱいになりすぎると、新しいことを考える余裕がなくなってしまうのだと思います。


新聞を読むくらいの情報量で、ちょうどいいのかもしれない

最近、私自身が感じているのは、情報収集は新聞を読むくらいの量で、案外ちょうどいいのではないかということです。

もちろん、新聞だけが正しいという意味ではありません。

ただ、新聞を一通り読むくらいでも、世の中の動きや生活に必要な情報は、ある程度つかめます。

一方で、ネットの情報は終わりがありません。

同じような内容の記事、似たような動画、同じ話題を少し形を変えてまとめた情報。

見れば見るほど知識が増えているように感じますが、実際には、同じ情報を追いかけ続けているだけの場合もあります。

それなら、情報の幅と深さ、そして頭の中の空きスペースを考えると、新聞を読む程度の情報量が、生活のバランスとしてはちょうどいいのかもしれません。

必要になった時に、必要なことを調べる。

普段からすべてを追いかけ続けなくてもいい。

そう考えるだけでも、少し気持ちが楽になります。


頭の中にも、空きスペースが必要

情報を入れることは大切です。

けれど、それと同じくらい、頭の中に空きスペースを作ることも大切です。

  • 空きスペースがあるから、考えを整理できます。
  • 空きスペースがあるから、自分の気持ちに気づけます。
  • 空きスペースがあるから、次に何をするか考えられます。

反対に、頭の中が情報でいっぱいになると、自分の本音が見えにくくなります。

本当は疲れているのに、さらに情報を探してしまう。
本当は休みたいのに、またスマホを見てしまう。

そんな状態になると、知らないうちに心も身体も疲れていきます。

怖いのは、その疲れに自分ではなかなか気づきにくいことです。


情報を止める時間を、少しだけ作ってみる

情報を完全に断つ必要はありません。

● スマホをやめなければいけない。
● SNSを見てはいけない。
● YouTubeを見てはいけない。

そんなふうに、厳しく考えすぎる必要もないと思います。

ただ、少しだけ情報を止める時間を作ってみる。

それだけでも、頭の中の疲れ方は変わってくることがあります。

  • インスタの通知を切ってみる
  • 寝る前はテレビを消してみる
  • 朝の少しの時間だけニュースを見ない
  • スマホを見る時間を30分だけ散歩に変える

大きなことをしなくてもいいと思います。

まずは、情報が入ってこない時間を少し作る。

それだけで、頭の中に少し余白が戻ってくることがあります。

なので、できれば1か月に1日くらいは、テレビ・ネット・スマホを完全にオフにして、アナログで過ごす「デジタルデトックスの日」を作ってみるのもいいかもしれません。

昔は当たり前だったこの生活に、今の私たちは、どんな印象を持つでしょうか。

「何をして過ごせばいいのか分からない」

もしかすると、そんなふうに感じる人も多いかもしれません。

実は私自身も、「やろう、やろう」と思いながら、まだ一度も実現できていません。笑

それでも、1か月に1日くらい、情報から少し離れる日を持てたら、何か新しい感覚や気づきがあるのかもしれません。


情報を集めるより、自分の考えを育てる時間も大切

情報を集めることは、知識を増やすことにつながります。

けれど、情報を集めるだけでは、自分の考えはなかなか育ちません。

大切なのは、入ってきた情報をもとに、一度自分の中で整理してみることです。

・自分はどう感じたのか
・自分には何が必要なのか
・今の自分は、何を優先したいのか

そうやって考える時間があって初めて、情報は自分のものになっていきます。

そのためには、情報を入れる時間だけでなく、考える時間や書き出す時間も必要です。

〇 静かな時間にノートを開く。
〇 少し歩きながら考える。
〇 朝の落ち着いた時間に、一つのことだけに向き合う。

そうした時間があると、ただ情報に振り回されるだけではなく、自分の考えを持ちやすくなります。

こうした静かな時間については、
朝の静かな1時間で、気持ちや作業が驚くほど進むことがある
でも書いています。

また、頭の中が情報でいっぱいになった時は、紙に書き出して整理してみることもおすすめです。

関連:なぜ私は紙に書くことを勧めるのか|#日記界隈から考える心の整理


まずは、情報を入れない時間を少し作ってみる

情報の多い時代だからこそ、何を知るかと同じくらい、何を入れないかも大切になってきます。

すべてを知らなくてもいい。
すべてを比べなくてもいい。
すべてに反応しなくてもいい。

今の自分に必要な情報だけを、少し選んでいく。

そして、頭の中に空きスペースを残しておく。

それだけでも、心の疲れ方は少し変わってくるかもしれません。

もし最近、何となく頭が疲れていると感じるなら、情報をもっと集める前に、いったん情報を止める時間を作ってみてもいいと思います。

静かな時間の中で、自分の気持ちや考えが、少しずつ見えてくることがあります。