人と比べすぎると、心が疲れてしまうことがある

人は、どうしても誰かと比べてしまう生き物なのかもしれません。

  • 仕事
  • お金
  • 健康
  • 家族
  • 老後の暮らし

特に今は、SNSやネットを開けば、たくさんの人の生活が目に入ってきます。

・楽しそうな投稿
・充実しているように見える生活
・悠々自適な老後
・成功談や資産形成の話

そうした情報を見ているうちに、

「自分だけ遅れているのではないか」
「もっと頑張らなければいけないのではないか」

そんな気持ちになってしまうことがあります。

もちろん、比較すること自体は悪いことではありません。

人と比べることで、自分の現在地が見えることもあります。

ただ、比べすぎると、心が疲れてしまうことがあります。


50代・60代になると、「人生比較」になりやすい

若い頃の比較は、

勉強や仕事、恋愛や収入などが中心だったかもしれません。

けれど50代・60代になると、比較の内容は少し変わってきます。

  • 健康状態はどうか
  • 今も働いているのか
  • 退職金はいくらもらえそうか
  • 年金はどれくらいもらえるのか
  • 子供は独立しているのか
  • 夫婦関係はどうか
  • どんな老後を過ごそうとしているのか

そして、こうした話は、同年代の人と集まると自然に出てきます。

特に同級生同士の集まりなどでは、久しぶりに会った安心感もあり、話が深くなりやすいものです。

〇 健康の話。
〇 趣味の話。
〇 休日の過ごし方。

そこから、家族や仕事、退職後の話へ広がっていく。

もちろん、お互いに自慢しようと思って話しているわけではありません。

けれど男同士だと、自然と成功談のような雰囲気になりやすいことがあります。

そうなると、今の自分と比べてしまう。

「自分はどうなんだろう」
「これでいいのだろうか」

そんなふうに、勝手に頭が考え始めてしまうことがあります。

そのまま考え続けてしまう時は、
考えすぎると、心も体も疲れてしまうことがある
のかもしれません。


見えているのは、その人の人生の一部分だけ

「あの人は順調そう」
「楽しそう」
「お金がありそう」
「家族に囲まれて幸せそう」

そう見えることはあります。

けれど、本当のところは分かりません。

仕事で成功している人でも、自由な時間がなくて悩んでいるかもしれません。

お金はあっても、健康面に不安を抱えているかもしれません。

家族に囲まれていても、人間関係の悩みを抱えていることもあります。

SNSでも同じです。

華やかな成功談や、楽しそうな日常生活はたくさん流れてきます。

でも、それは生活の一部分を切り取ったものに過ぎません。

  • 苦しかった時期
  • 失敗した経験
  • 人には見せていない悩み
  • 不安や迷い

そうしたものを抱えていることも、本当は少なくないはずです。

だから、見えている部分だけで、自分の人生と比べすぎないことも大切なのだと思います。


「隣の芝生」は、どうしても青く見える

人は、自分にないものを持っている人を見ると、どうしてもうらやましく感じます。

けれど、その一方で、自分が持っているものには意外と気づきにくいものです。

・自由な時間
・健康
・気楽さ
・好きなことを楽しめる余裕

それらも、本当は大切なものかもしれません。

幸せの形や価値観は、人それぞれ違います。

たとえば、仕事を一生懸命頑張って収入を増やした人もいるでしょう。

ただ、その一方で、

「もっと自分の時間がほしい」
「好きなことをする余裕がほしい」

そう感じている人もいるかもしれません。

反対に、大きな成功はなくても、自由な時間や気楽な暮らしに満足している人もいます。

だから、他人と比較しても、本当の答えはなかなか見えてきません。

大切なのは、

  • 自分はどんな暮らしをしたいのか
  • 何を大切にしたいのか
  • どんな時間を増やしたいのか

そうした「自分の基準」を少しずつ持つことなのかもしれません。


比べる情報が多いほど、心は疲れやすくなる

今は、比較する情報があまりにも多すぎます。

SNSを開けば、誰かの楽しそうな生活が流れてくる。

YouTubeを見れば、成功談や老後資金の話が次々出てくる。

ネット記事を見れば、

「○○しないと危険」
「老後資金○千万円必要」

そんな不安をあおる情報も並んでいます。

もちろん、情報を知ること自体は悪いことではありません。

ただ、情報を見続けることで、必要以上に人と比べやすくなってしまうことがあります。

そして比べれば比べるほど、

「自分はまだ足りない」
「もっと頑張らないといけない」

そんな気持ちになってしまうこともあります。

関連:情報を入れすぎると、心が疲れてしまうことがある


本当に比べるべきなのは、「昨日の自分」くらいでいいのかもしれない

「人と比べるな」

そう簡単には言えません。

人はどうしても比較してしまうものです。

だからこそ、大切なのは「比べないこと」ではなく、「比べすぎないこと」なのかもしれません。

● 昨日より少し眠れた。
● 少し歩けた。
● 少し気持ちが落ち着いた。

そんな小さな変化くらいでも、本当は十分なのかもしれません。

良いことは特別ない。
でも、悪いこともそんなにない。

それだけでも、実は十分幸せなのかもしれません。

くれぐれも、人と比べて、

「自分はダメだ」
「情けない」

そんなふうに、自分を責めすぎないでください。

人生の条件は、人それぞれ違います。

歩く速さも、持っているものも、置かれている環境も違う。

だからこそ、自分に合ったペースで、自分なりの幸せを考えていくことが大切なのだと思います。