60代は人生の終わりではなく第二のスタート

60代という年齢に対して、どのようなイメージを持っていますか。

昔なら、

● 定年
● 引退
● 老後

そんな言葉を思い浮かべる人が多かったかもしれません。

実際、私が社会人になった平成元年頃は、今とはかなり時代が違っていました。

当時勤めていた会社の定年は55歳だったように記憶しています。
隔週週休二日制がようやく広がり始めた頃で、土曜日も出勤日でした。

結婚を機に退職し、家庭に入る女性もまだ珍しくなかった時代です。

だから当時の私にとって60代とは、
「引退したおじいさん、おばあさん」
というイメージでした。

しかし今はどうでしょう。

60代でも働いている人はたくさんいます。
旅行を楽しむ人もいます。
新しい趣味を始める人もいます。
起業する人もいます。

昔の60代と今の60代は、まるで別の年代の人のようです。

昔の60代と今の60代は違う

私が若い頃に見ていた60代と、今自分が迎えようとしている60代では、印象が大きく違います。

昔の60代は、
仕事を終え、老後を過ごす世代。
そんなイメージが強かったように思います。

一方で今の60代は、まだまだ元気です。

現役で働いている人も多く、
趣味や旅行を楽しみ、地域活動に参加している人も少なくありません。

男女雇用機会均等法の整備などもあり、女性の社会進出も進みました。

共働きが当たり前になり、人生設計そのものが昔とは変わってきています。

だからこそ、

60代=人生の終わり

という考え方は、もう時代に合わなくなっているのかもしれません。

平均寿命よりも大切なこと

厚生労働省の発表によると、日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳を超えています。

もちろん人によって違います。
もっと長生きする人もいれば、そうではない人もいます。

私自身、両親が今年85歳になります。

幸い今も元気に生活しています。
そうした姿を見ると、自分も80歳くらいまでは元気に過ごしたいと思います。

ただ、本当に大切なのは平均寿命ではありません。

何歳まで生きるかよりも、
何歳まで元気に動けるか。

その方がずっと重要なのではないでしょうか。

旅行も。
趣味も。
人との交流も。

健康な体があってこそ楽しめます。

年齢を重ねるほど、時間と健康の価値を強く感じるようになります。


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まだ20年〜30年あるという現実

60歳になったとします。

もし80歳まで元気に生きることができれば、あと20年あります。
90歳までなら30年です。

こうして数字にすると、意外と長いと思いませんか。

20代から40代までが20年。
40代から60代までが20年。

そう考えると、60歳以降にもまだ長い時間が残されていることになります。

もちろん、
体力の変化もあります。
お金の不安もあります。
病気のリスクもあります。

それでも、まだ20年、30年という時間が残されている可能性があるのです。

そう考えると、

60代は人生の終着点というより、
新しいスタート地点なのかもしれません。

第二の人生を始める人も増えている

最近は、60代になってから新しいことを始める人も珍しくありません。

■ 趣味を始める人
■ 旅行を楽しむ人
■ 学び直しをする人
■ 地域活動に参加する人
■ 小さな仕事を始める人
■ 副業を始める人

もちろん、全員が何か新しいことを始めなければならない訳ではありません。

ただ、人生の前半ではできなかったことに挑戦する時間を持てるようになるのも
60代の特徴だと思います。

私自身も、今までとは違う人生を歩き始めています。


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私自身は今、第二のスタートを歩み始めて

私は人より少し早く、会社員生活から離れることになりました。

もちろん最初から計画していた訳ではありません。

入院を経験したことが大きなきっかけでした。

それまでは仕事中心の生活でした。

責任もあります。
収入も必要です。

だから毎日仕事を頑張る。
それが当たり前でした。

しかし、人生の後半戦に入り、残された時間を意識するようになりました。

その頃から、

会社への貢献や忠誠という価値観だけではなく、
地域への貢献や、人とのつながりにも目が向くようになりました。

現在取り組んでいる生活サポート事業や相談事業も、その延長線上にあります。

収入を得ることも大切です。

しかしそれだけではありません。

人と出会い。
人とふれあい。
少しでも誰かの役に立てる。

そんな仕事ができたらいいなと思っています。

だから今の私は、

第二の人生を始めたというより、
まだ第二のスタート地点に立ち、一歩を踏み出したところです。


人生は何歳からでも変えられる

若い頃は、

挑戦というと大きな夢や目標を思い浮かべていました。

  • 起業
  • 転職
  • 独立
  • 大きな成功

そんなイメージです。

でも今は少し考え方が変わりました。

人生を変えるというのは、何か大きなことをすることだけではありません。

毎日の過ごし方を変えること。
会う人を変えること。
時間の使い方を変えること。

それも立派な人生の転機だと思います。

実際、私は入院を経験した時、少し不思議な感覚になりました。

それまでの私は、
「まだやりたいことがたくさんある」
と思っていたはずでした。

ところが、
もし今死ぬとしたら何が心残りだろうと考えた時、

意外にもこれといって思い浮かばなかったのです。

もちろん結婚はしたかったなと思いました。

でも、
「だから死にたくない」
というほど強い執着はありませんでした。

それは少し意外な発見でした。

そして退院後、四国遍路を歩きました。
今は生活サポートや相談事業にも取り組んでいます。

人生は何歳からでも変えられる。

そう言われても若い頃はピンと来ませんでした。

でも今は少し分かる気がします。

人生を変えるとは、
特別なことを始めることではなく、
残された時間を自分で選んで使い始めることなのかもしれません。

60代は人生の終わりではありません。

定年でもありません。
老後でもありません。

もちろん不安はあります。

体力の変化もあります。
お金の問題もあります。

それでも、まだ20年、30年という時間が残されているかもしれません。

だからこそ、

これから何を始めるのか。
誰と過ごすのか。
どんな人生にしたいのか。

もし60代の私が若い頃の自分に一言伝えるとしたら、

「毎日、いつ死んでもいいと思えるくらい、目の前のことを精一杯楽しみなさい。
そして感謝することを忘れないように。」

そう伝えると思います。

私自身、まだ答えを探している途中です。

でも今は、

● 楽しく仕事をして。
● 食事をして。
● 風呂に入り。
● 眠ることができる。

そんな当たり前の日常に感謝しながら生きています。

今まさに、

第二の人生を歩き始めた最中です。