何歳まで働けばいいのか分からない人へ|年齢ではなく、自分に合った働き方を考える

50代、60代になると、

「自分は何歳まで働けばいいのだろう」

と考える人が増えてきます。

60歳までなのか。

65歳までなのか。

70歳までなのか。

それとも、一生働き続けるしかないのか。

周りを見ても、人によって答えはさまざまです。

早期退職して悠々自適に暮らす人もいれば、70代になっても元気に働いている人もいます。

だからこそ、

「結局、自分は何歳まで働けばいいのだろう」

と迷ってしまうのではないでしょうか。

「何歳まで働く」が先ではない

ネットを見ると、

  • 70歳まで働く時代
  • 老後資金はいくら必要
  • 年金だけでは生活できない

そんな情報がたくさん出てきます。

もちろん、知っておくことは大切です。

しかし、それらを読んでも、

「あなたは何歳まで働けばいいですよ。」

という答えは見つかりません。

なぜなら、その答えは人それぞれ違うからです。

収入も違う。

健康状態も違う。

仕事の内容も違う。

家族構成も違う。

人生に求めるものも違います。

だから、

「何歳まで働くか」から考え始めても、答えは出ないのです。

人生は予定どおりには進まない

もし、

「65歳で仕事を辞めよう」

と決めたとしても、その通りになるとは限りません。

健康を崩すかもしれません。

親の介護が始まるかもしれません。

思っていたより年金が少ないかもしれません。

逆に、

好きな仕事に出会い、

「まだ続けたい」

と思うかもしれません。

人生は、その時になってみなければ分からないことばかりです。

だから、

年齢だけで将来を決めることは難しいのです。

大切なのは、その時の自分に合った働き方

私は、

「何歳まで働くか」

よりも、

「その時の自分に何ができるのか」

の方が大切だと思っています。

例えば、

  • 体力が落ちたら、体に負担の少ない仕事へ変える。
  • 親の介護が始まれば、働き方を見直す。
  • 収入に余裕ができれば、仕事を少し減らす。
  • 健康なら、無理のない範囲で働き続ける。

その時々の状況に合わせて、

考え、判断し、行動する。

それが現実的な働き方ではないでしょうか。

将来をすべて予想することはできません。

だからこそ、

状況が変われば、働き方も変えていいのです。


関連:50代・60代の働き方に迷ったとき|仕事を続ける・辞める・小さく働く考え方

仕事があることは、幸せなことでもある

「できれば早く仕事を辞めたい。」

そう思う日もあります。

私自身も、

生活の心配がなくなれば、第一線から少しずつ退きたいと思っています。

けれど一方で、

仕事があること自体は、とても幸せなこと

だとも思っています。

  • 社会から必要とされる
  • 誰かの役に立てる
  • 感謝される
  • 収入を得られる
  • 生活に張り合いが生まれる

仕事には、お金以上の価値があります。

だから私は、

健康面に大きな問題がない限り、

求められることで、自分にできることであれば、できる限り続けたい。

そう考えています。


関連:60歳を過ぎても働く時代に考えたいこと|60代は働き方を見直す時期

仕事とは、お金をもらうことだけなのか

ここで、一つ考えたいことがあります。

仕事とは何でしょうか。

会社へ行き、給料をもらうことだけが仕事なのでしょうか。

地域活動。

ボランティア。

町内会。

困っている人を手伝うこと。

経験を若い世代へ伝えること。

これらは給料が出ないこともあります。

しかし、

社会に必要な役割であることは間違いありません。

収入を得る仕事は減ったとしても、

誰かの役に立つことまで終わるわけではありません。

私は、

年齢を重ねるほど、

「働く」という言葉の意味は少しずつ変わっていくのではないかと思っています。


関連:働く理由は人それぞれ

人は、一人では生きていけない

もし、

「もう仕事は十分だから、誰とも関わらず自由に暮らしたい。」

と思ったとしても、

現実にはそう簡単ではありません。

家族がいます。

近所の人がいます。

地域があります。

病院にも行きます。

買い物もします。

人は、誰かとのつながりの中で生活しています。

人間関係は、

煩わしいこともあります。

面倒だと思うこともあります。

それでも、

お互い助け合いながら暮らしていくしかありません。

長く住んだ地域だからこそ、

そこには愛着があります。

だから、

仕事を辞めることと、

社会とのつながりをなくすことは、

同じではないのです。

「何歳まで働くか」ではなく、「どう生きたいか」

私は、

何歳まで働くかという問いに、

一つの正解はないと思っています。

65歳でもいい。

70歳でもいい。

75歳でもいい。

その人が納得できるのであれば、それでよいのです。

大切なのは、

年齢ではありません。

その時の自分が納得できる働き方を選べているか。

そして、

仕事だけではなく、

健康。

家族。

地域。

人とのつながり。

そうしたものも含めて、

自分らしい人生を送れているか。

その方が、

「何歳まで働くか」

より、ずっと大切なのではないでしょうか。

年齢に縛られず、その時の自分にできることを

これから先、

働き方は何度も変わるかもしれません。

収入も変わるでしょう。

体力も変わります。

周りの環境も変わります。

だからこそ、

最初から何歳まで働くかを決める必要はありません。

その時々で、

  • 今の自分にできることは何か。
  • 無理をしていないか。
  • 誰かの役に立てているか。
  • 自分らしく生きられているか。

それを考えながら、

少しずつ働き方を変えていけばよいのだと思います。

何歳まで働くかを決めるのではありません。

その時の自分にできることを、その時の自分に合った形で続けていけばいいのです。

それが、これからの時代の、自分らしい働き方なのではないでしょうか。