お金の価値観が人によって違う理由とは
同じ収入でも満足している人と、不満を感じている人がいます。
100円を高いと思う人もいれば、安いと感じる人もいます。
節約が好きな人もいれば、使うことで幸せを感じる人もいます。
お金の話になると、人と考え方が合わないこともあります。
自分はケチなのか、浪費家なのか分からなくなることもあるでしょう。
ですが、それは不思議なことではありません。
お金の価値観に正解はなく、人によって違って当然だからです。
なぜ、お金の価値観は人によって違うのか
その理由のひとつは、育った環境です。
子どもの頃にお金で苦労した人は、貯金を重視しやすくなります。
反対に、ある程度ゆとりのある環境で育った人は、使うことへの抵抗が少ないかもしれません。
また、過去の経験も大きく影響します。
仕事の失敗、病気、転職、借金、成功体験など、人生で何を経験してきたかによって、お金の見え方は変わります。
さらに、年齢や立場も関係します。
独身の人、子育て世代、老後を意識する世代では、優先順位が違って当然です。
人は、金額そのものを見ているようでいて、実際には自分の人生経験を通してお金を見ています。
よくあるお金の価値観の違い
たとえば、こんな違いがあります。
- 貯金こそ安心だと思う人
- 経験に使う方が価値があると思う人
- 家や車など形あるものに使いたい人
- 学びや自己投資を優先する人
- 人付き合いや見栄に使ってしまう人
- 将来のために今を我慢しすぎる人
どれも一面では間違いではありません。
ただし、行き過ぎると苦しくなることがあります。
私自身のお金の価値観
私自身は、趣味や自分の好きなことにお金を使ったとき、満足度が高いと感じます。
たとえば、食べ歩きの食事代。
美味しいものを食べて、気分が上がる時間には価値があります。
また、車が好きなので、車用品やパーツ、ドライブ費用などにも価値を感じます。
好きなことに使うお金は、単なる支出ではなく、人生を豊かにしてくれるものだと思っています。
一方で、洋服やカバンなど、自分を着飾るものへの優先度は高くありません。
もちろんTPOに合わせた服装は大切ですが、私自身は必要以上に数を持たなくてもよいと感じています。
時間の価値も人によって違う
お金の価値観は、金額だけで決まるものではありません。
時間の価値にも、その人らしさが表れます。
たとえば海外では、時間をかけて交渉し、商品を値切って買うことに喜びを感じる人もいます。
安く買えた達成感そのものに価値を感じるのでしょう。
一方で私は、一度交渉して納得できる返答なら、それ以上時間を使う方がもったいないと感じます。
少し安くなることより、その時間を別の楽しみや行動に使いたいと思うからです。
このように、人によって「得だと感じる基準」は違います。
お金だけでなく、時間の使い方にも価値観は表れます。
年齢とともに価値観は変わっていく
若い頃に比べると、物をあまり買わなくなりました。
生活に必要なものがある程度そろい、買い替えが中心になったからかもしれません。
20代の正解と、60代の正解は違います。
年齢、体力、環境が変われば、お金の使い方も変わって当然です。
だからこそ、昔の自分や他人と比べすぎる必要はありません。
関連:老後のお金と暮らしの不安
お金は貯めるだけが正解ではない
生活の安心のために、お金はとても大切です。
貯金があれば、いざという時にも心に余裕が生まれます。
ただ、いくらお金を持っていても、身体が動けなくなってしまえば使える場面は限られます。
身体が元気で自由がきくうちに、楽しい時間や良い経験のために使うことにも意味があります。
お金は、人生を良くするための道具でもあるからです。
関連:老後資金が不安な人は何から考えればいいのか|50代・60代からできる現実的な備え方
自分に合った使い方を見つけることが大切
高いと思うか、安いと思うか。
それは人それぞれです。
世間の正解をそのまま信じる必要はありません。
他人の基準に合わせる必要もありません。
自分が楽しいと思えること。
笑顔になれること。
満足度が上がること。
そうした使い方ができるなら、それはお金の上手な使い方だと私は思います。
お金の使い方に正解はない
お金の価値観が人によって違うのは自然なことです。
人生経験や環境が違えば、答えも変わります。
正解探しをするより、自分に合う形を見つけることが大切です。
お金の使い方を見ると、その人が何を大切にしているかが見えてくるのかもしれません。
お金に使われるのではなく、お金を上手に使って、自分らしい人生をつくっていきましょう。

